note : nowhere #2 near new house
August 12, 2016旅メモ:
旅といってもこれは大げさな旅ではない。今住むところ(神山)から、これから住むところ(佐那河内村)周辺へのちっちゃい旅。川に家族で入るだけの映像である。
前回の6分に比して今回は5分。いずれもっと最適な尺や内容が導出されるハズ。場所の移動も少ないが、前半では長男と長女の間でのドラマ、後半は長男がヤゴ?を捕まえて離すという時間が捕まえられた。
見知らぬ人々には「でどうした?」と言うのが妥当な平凡な日常だが、当の本人たちには、たまらなく愛おしい。時間が経てば経つほどそうなるハズ。
今後こういう家族編も、nowhereの枠でやってこうかな。
やってこうかなというか、それがそもそもの目的であったのかもしれない。
映像のスナップショットって撮りやすく、活かしづらい。
写真のカットと比べて、動きというものが写っているが、
gif等にしても脳内で回っていたハズのその空気は、反映され得ぬ気がする。
映像はカットの連続によって、意図の有無を問わず、そこにドラマが発生してしまうからではないか。
昔miruプロジェクトという、一分間ノーカットの映像を作り続けるプロジェクトを
していたことがある。無論、上記に書いたことを解決できると信じていた。
だがそれができたかどうかは疑わしい。nowhereというこの個人プロジェクトで
どこまで遡及できるか。
技術メモ:
前回の反省からSlog2をやめて、Cine4に変更。そしてNDフィルターをやめて高速シャッターにしてみた。(PLのみ使用)結果画質はかなり改善されたと思う。デフォルトSS125を200や、300にしたことでの画質の劣化や疑問点はあまりなかった。むしろスローでの描画が繊細になる気がした。問題は、+1以上で撮ってしまった映像がかなりの白飛びを起こすこと。見た目であまり判断せず、-1をキープするような露出選択にするべきかもしれない。
レンズは標準の16-50よりもっとワイドにしたかったので10-18に。長旅では咄嗟によりたくもなるが、こんくらいではOKだ。いつもは12-16あたりで撮る。35mm換算で、18-24mあたりである。F4通しなのがありがたい。日々、増々望遠がイヤになってきているような気がする。職人の撮影等、望遠が生きる時はある。けどもこのワイドの一本でどこまで出来るか突き詰めてみるのもよさ気である。
音がかなりよく取れる。120Pから23.978Pに変更してスローになっても質感を留めている。この辺り、今後はZoomで別撮りするなどしてみたい。
2日目の素材は、設定忘れそうになるISOをオートで撮ってみた。自分は若干青っぽく撮っておきたいタイプなので、デフォルトのISOの赤に傾きすぎる色に若干辟易した。なのでカラコレはPrismoからVision4にして、ややベースを青くした。PrismoはNDフィルターで若干変色した色には有効だと思ったが、普通だとイマイチか。あとPrismoを使うならば、Cine4だと露出が+に傾くと、酷い結果になる。
色や画質を追求するならば、4K60p proresとかRAWとかで撮ったらそりゃいいでしょうよ。Blackmagicとかのそういうのもそりゃいいよね。FS7でも、外部キットを入れればそれが可能だ(それだけ揃えるのに60万しそうだけど)。けど重さと携帯性、あと家族のスナップ、旅行のスナップという意味では、そこまでするコストは厳しい。そしてそこまでの画質を求める意味があまりない。4Kでの撮影〜編集がもっと身近になったら可能性はあるが。
FullHDだと最終書き出しではNDフィルター使用と不使用の差がそこまでなかった。そんなに気にしなくてもいいのかもしれない。書き出すまで、Gorilla Grainを薄く入れていたけど、当方winのためproresが使えず、Avidのdnxだとなぜかガンマがゴリッと変わってしまって使えない。ゆえにh264→Vimeo/Youtubeと二段階の圧縮すると、グレインが汚くなる。ゆえにやっぱしグレインは外して書き出した。暗部ノイズやバンディングが、逆にグレインのように見えなくもない。