note : nowhere #3 Transition
August 17, 2016親たるものの宿痾なのか、盆時期は連日のイベントラッシュである。
4日間ぶっとおしで阿波踊りに昂じる徳島県民からすればかなりの甘ちゃんだが、
4日目の最終日のみ仕事で6年ぶりに阿波踊りを撮影した。
昨日の夜は保育園での子供の阿波踊りと下分地区の祭もあった。
それは次回作に回す予定。
13日は神山の連がこの寄井の町を闊歩する日だ。
だがスケジュールが毎年と違うようだ。
あちらでやるらしいと、近所の婆さんたちとIT企業のサテライトオフィスの前に行く。
いつものやすおか商店前に来た時間は遅く、毎年のように行っていた
そこにいる人々が入り混じって踊る時間を省いたようだ。
近隣の老人たちは踊るつもりだったと言っていたから、
幾分残念だったろう。
移住者であり、これから去る僕が言うのも変だが、 神山も変わったものだ。人が多くなり、昔の気配がなくなった。 だが僕はそのうらぶれた気配を愛していただけなのかもしれないのだと思った。 それは誰も求めてもいなかったもの、不可避的にそうなっただけのもの。
子どもたちの服がいつしか入らなくなってしまうように、 とにかく時は誰にも平等に移ろいゆく。
技術メモ:
120Pは当然暗部は苦手であるが、それでもやってみることにした。 若干明るい50mmはノイズ等々含めてややマシなレベル。 FS7で180Pでやってみようかという気をなんとか抑えてA6300のみで。 今回はツナギ素材として、はたまた物語的な要素を補足するものとして、 普通の24Pで撮ったカットを挿れてみた。
あと特筆すべきが、AFが暗闇ではかなり不思議な挙動をする点。それとノイズリダクションが「標準」でもかなりきつく入るのが確認できたので、今後はオフにしようかと思う。